2013年12月09日 : 競馬：1日1レース限定の厳選競馬予想(勝負の１鞍)

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阪神１１レース

阪神ＪＦ

◎１０ハープスター
前走のＧⅢ新潟２歳Ｓを次元の違う末脚で差し切って２戦２勝の無敗。
このレースの焦点は、実力断然の同馬が３ヶ月半ぶりで好走出来るのかという点。
データ的に言えば過去10年では、最も間隔が開いて好走したのは2004年のアンブロワーズが４ヶ月ぶりで２着で勝ち馬で休み明けは皆無。
後は全部10月以降に使われてた馬でしたが、前例が無い訳ではありません。
95年の勝ち馬ビワハイジは札幌３歳Ｓ１着(当時のレース名)以来４ヶ月ぶりで勝利しており、しかも経験距離が1000mと1200mだけの２戦２勝で、初めてのマイルも克服して勝利しています。
ハープスターは追い切りでも土曜日の朝日ＣＣ出走のラウンドワールドに先着するなどしており、元々故障で休んでた訳ではありません。

賞金的に余裕があったため、当初から阪神ＪＦに直行する予定でじっくりと乗り込まれています。
体調的に問題はなく、帰厩当初は少し太かったぐらいで、順調に乗り込まれて追い切りも走っており太めも解消されそうです。
新潟２歳Ｓはハイレベルで、２着イスラボニータがＧⅢ東スポ杯２歳Ｓを勝ち、５着が今回も出走するマーブルカテドラルでアルテミスＳを勝っています。
更に８着モズハツコイはＧⅢファンタジーＳを２着。
これらを並ぶ間もなく差し切った実力は抜けており、普通に走れるなら有利な外枠に入ったし差し有利の阪神なら当然主役となります。

１３マーブルカテドラル
ハープスターに敗れた新潟２歳Ｓについてですが、このレースは前半３Ｆは35.3とそこそこは流れていましたが、12.0 - 12.6 - 12.8 - 11.5 - 10.9 - 11.4と極端に中弛みが起こっていました。
特に４コーナーのＬ４が12.8というのはかなり遅く、そこからトップスピードに切り替えていかなくてはならない極端な展開。

この極端な流れに番手追走でもろに巻き込まれてしまったのがこの馬。
それでも直線で追われるとしっかりとは伸びを見せていましたし、２着争いとは僅差。ハープスターにはちぎられましたが、時計差は0.5差。これだけ中盤に12秒台が連発してしまうとこの緩い地点でハープスターに楽に追い上げさせたというのが痛かったと言えます。
本来基礎スピードが高い馬で、総合力もありペースの緩急に対応できたとはいえ、やはり前後半速い競馬となってしまうと後方からフラットに運んできた馬に対しては苦しくなってしまいます。
この新潟２歳Ｓの５着はかなり評価できる内容と言えます・・・

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